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ジャービルの飼育について。餌、寿命、ケージ、なつくのか?

小動物
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「小さくて可愛い動物を飼いたい」

「ハムスター以外の珍しい小動物に興味がある」
そんな方にじわじわ人気が高まっているのが、ジャービルと呼ばれる小動物です。

SNSなどでは「懐きやすくて飼いやすい」「ジャンプしたり掘ったりする姿が愛らしい」と話題になる一方で、「ハムスターとどう違うの?」「夜行性なの?」「初心者でも飼える?」といった疑問を持つ人も少なくありません。

この記事では、ジャービルの基本的な特徴や性格、ハムスターとの違い、実際に飼育する際に必要な環境や注意点まで詳しく解説します。

小さな体にたくさんの魅力がつまった“砂漠のネズミ”・ジャービル。後悔のないペット選びのために、正しい知識を身につけていきましょう!

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ジャービル飼育の基本知識

ジャービルってどんな動物?

ジャービルはスナネズミ仲間に分類される小型の哺乳類です。ジャービルは主に砂漠や乾燥した草原地帯に生息しており、その体は生息環境に適応するように進化してきました。

ジャービルの大きな目は夜間や薄明かりの中でも効率的に活動できるよう進化しており、特徴的な長い尾は、ジャンプしたり、狭い場所を駆け抜けたりする際にバランスを取る役割を果たします。

ジャービルのジャンプ力の高さも特筆すべき魅力の一つで、活発に動き回る姿は見ていて飽きません。自然界では複雑な巣穴を掘って生活するため、飼育下でもこの掘る習性を満たしてあげることが非常に重要です。

ジャービルの飼育が人気の理由

ジャービルが多くの人に選ばれる理由はその魅力的な特性にあります。

まず、ジャービルのかわいらしい見た目は言うまでもありません。小さな体に大きな目、ぴょんぴょん跳ねる姿は、見ているだけで癒されます。

さらに、比較的手がかからないという点が、忙しい現代のライフスタイルにも合致し、ペット初心者の方にも人気を集める理由です。例えば、ジャービルは犬や猫のように毎日散歩に連れて行く必要がなく、限られたスペースでも飼育可能です。

また、ジャービルは鳴き声が非常に少なく、ほとんどの鳴き声はごく小さな音量なので、集合住宅やマンションといった近隣への配慮が必要な環境でも飼育しやすいでしょう。加えて、ジャービルは体臭も控えめであるため、衛生面でも管理しやすいのが特徴です。これらの理由から、手軽に始められるペットとして多くの方に選ばれています。

飼育に向いているジャービルの種類

ペットとして一般的に飼育されているジャービルには、主にファットテールジャービルモンゴリアンジャービルの2種類がいます。それぞれ異なる特徴を持つため、ご自身のライフスタイルや好みに合わせて選べます。

ファットテールジャービルは、その名の通り、尾の付け根が太くなっているのが特徴で、この部分に栄養を蓄えることができます。比較的おっとりとした性格のファットテールジャービルが多く、手に乗せても落ち着いている傾向があります。動きもゆったりしているので、初めて小動物に触れる方にも扱いやすいでしょう。

一方、モンゴリアンジャービルは、より活発で好奇心旺盛な性格のモンゴリアンジャービルが多く、ケージの中を駆け回ったり、砂浴びをしたりと、動き回る姿を見ているだけでも楽しいでしょう。社会性も高く、適切に導入すれば多頭飼育も可能です。

種類によって性格や体の大きさが異なるため、可能であれば、実際にペットショップなどでそれぞれのジャービルの様子を観察し、相性を確認してみるのも良いでしょう。

ジャービルの性格と特徴

ジャービルは一般的に好奇心旺盛で活発な動物です。新しいものや環境に非常に興味を示し、ケージの中を探索したり、与えられたおもちゃで遊んだり、砂浴びをしたりして楽しむ姿を見ることができます。ジャービルは巣穴を掘る習性があるため、ケージ内に十分な深さの床材を用意することで、この自然な行動を満たしてあげることができます。

また、種類や個体差はありますが、人に慣れやすい傾向があるため、時間をかけて接することで手乗りになることも夢ではありません。しかし、全てのジャービルが同じ性格であるわけではありません。臆病なジャービルや警戒心が強いジャービルもいるため、それぞれの個性を尊重し、焦らずじっくりと信頼関係を築くことが大切です。

ジャービルは感情表現も豊かで、尻尾を叩いて警戒を表したり、嬉しそうに走り回ったりすることもあります。

ジャービルの寿命はどれくらい?

ジャービルの平均的な寿命は2〜4年程度と言われています。しかし、これはあくまで目安であり、適切な飼育環境の提供、バランスの取れた食事、そして日々の健康管理を徹底することで、より長く健康に過ごせる可能性が高まります。

例えば、ストレスの少ない環境、適切な温度・湿度管理、清潔なケージ、そして栄養バランスの取れた食事が長寿に繋がります。定期的な健康チェックや、いつもと違う様子が見られた際の早期発見・早期治療が、ジャービルの寿命を延ばす鍵となります。

日頃からジャービルの様子をよく観察し、異変があればすぐに動物病院を受診することが大切です。

ジャービル飼育にかかる費用の目安

ジャービルを飼育するにあたり、どのくらいの費用がかかるのかを知っておくことは重要です。

まず、初期費用として、ケージ、床材、餌、水入れ、回し車、巣箱など、最初に必要なものを揃えるのに、だいたい5,000円〜10,000円程度を見ておくと良いでしょう。

ケージの種類(例えば、ガラス製やアクリル製の少しお高めなものを選ぶか、一般的な金網ケージを選ぶか)や、用品のグレードによってこの費用は変動します。高品質な用品を選ぶことで、ジャービルの快適性が向上し、結果的に長持ちすることもあります。

次に、月々の維持費ですが、これは餌代、床材の補充、おやつ、たまにのおもちゃなどで、2,000円〜3,000円程度を見ておくと良いでしょう。餌は毎日必要ですし、床材も定期的に交換が必要です。これに加えて、万が一ジャービルが病気になった場合の医療費や、地震などの災害時に備えた避難用品なども頭に入れておくと安心です。

予期せぬ出費に備えて、ある程度の貯蓄をしておくことを強くおすすめします。

ジャービルの性別による飼育の違いとは?

ジャービルのオスとメスでは、性格や多頭飼いの適性において若干の違いが見られることがあります。この違いを理解することで、より適切な飼育方法を選択できます。

オスのジャービルは比較的穏やかな性格の個体が多く、単独飼育に向いていることが多いと言われています。中には縄張り意識が強い個体もいるので、もし複数のオスを一緒に飼おうとすると、縄張り争いから喧嘩に発展する可能性があるので注意が必要です。兄弟ジャービルなら比較的うまくいくこともありますが、こればかりは個体差があるので、保証はできません。

一方、メスのジャービルはオスに比べて活発な傾向があり、相性が良ければ多頭飼いにも適していることが多いんです。特に同じお腹から生まれた姉妹なら、仲良く過ごしてくれる可能性が高いでしょう。しかし、メス同士でも相性が悪いと喧嘩をすることがあるので、新しくジャービルをお迎えして一緒に暮らさせる場合は、様子をよく観察してあげてくださいね。一度激しい喧嘩をしてしまうと、仲直りが難しい場合もありますから、注意が必要です。

性別に関わらず、ジャービルはそれぞれ個性を持っています。だから、最終的にはジャービルの性格を一番に考えて、適切な飼育方法を選んであげることが大切です。無理な多頭飼いは、ジャービルにとってストレスになってしまうこともあるので、気をつけてあげましょう。

ジャービル飼育のコツと注意点

ジャービルの餌の与え方と注意点

ジャービルの健康を一番に考えるなら、毎日の食事がとっても重要です。ジャービルの消化器系はデリケートなので、質と量に十分注意しましょう。

毎日の主食には、ハムスター用のペレットフードをメインに与えてください。このペレットは、ジャービルが必要とする栄養素がバランス良く含まれているので、偏った食事になるのを防ぎ、健康をしっかりサポートしてくれます。一日の目安量を守って、与えすぎには気をつけてあげてください。

おすすめはこちらです!

副食として、乾燥野菜や種子類、そして少量なら生の野菜(カボチャ、ニンジン、ブロッコリーの茎など)や果物(リンゴ、バナナなど)も与えられます。

しかし、これらはあくまでおやつとして少量に留めてください。与えすぎると肥満や消化不良の原因になってしまいます。特に種子類は脂肪分が多いので、あげすぎは肥満につながりやすいです。

人間が食べるお菓子や加工食品、塩分や糖分の多いものは絶対にジャービルに与えないでください。アボカドやネギ類、チョコレート、カフェインを含むものなど、ジャービルにとって有害な食べ物もありますので、何か新しいものを与える前には必ず確認するようにしましょう。

食べ残した餌は毎日必ず取り除いて、いつも新鮮な水と餌を与えてあげてください。水は雑菌が繁殖しやすいので、こまめな交換が必須です。

ジャービルは懐く?

ジャービルが飼い主さんに懐いてくれるか気になるかもしれません。結論から言うと、時間をかければ人に懐く可能性を秘めています!大切なのは、毎日少しずつ、焦らずにスキンシップをとることです。

まず、ジャービルがあなたの家にやってきてから最初の数日間は、新しい環境に慣れるまでそっとしておいてあげましょう。この時期に無理に触ろうとすると、ジャービルが人間に対して恐怖心を抱いてしまうかもしれません。

ジャービルが落ち着いてきたら、ケージの近くを通る際に、優しく話しかけることから始めてみてください。あなたの声にジャービルを慣れさせることが、第一歩です。そうすることで、人間は安全な存在だとジャービルが認識してくれるようになります。

さらに慣れてきたら、手のひらに少量のおやつを乗せて与えてみましょう。こうすることで、あなたの手は「安全で良いもの」だとジャービルが認識してくれるようになります。最初はおやつだけ食べてすぐに離れてしまうかもしれませんが、これを繰り返すことで徐々に慣れてきます。

決して無理に掴んだり、追いかけたりせず、ジャービルの方から手に乗ってくるのを待つ姿勢が大切です。もし手に乗ってきてくれたら、優しく背中を撫でてあげたり、優しく話しかけたりしてあげましょう。撫でる際は、優しくゆっくりと行い、ジャービルが嫌がる素振りを見せたらすぐにやめてあげてください。

焦りは禁物です。ジャービルのペースに合わせて、信頼関係をゆっくりと築いていきましょう。個体によっては、なかなか懐かないジャービルもいますが、それも個性として受け入れてあげることが大切です。

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噛む・暴れるときの原因と対処法

「ジャービルが急に噛みついてきた!」「ケージの中で暴れている…」こんな時、どうすればいいか戸惑うかもしれません。ジャービルが噛んだり暴れたりする行動を見せる場合、何か原因があると考えられます。これらの行動は、ジャービルが私たちに「何かを伝えたい」サインを送っている証拠なんです。

主な原因としては、まずストレスや恐怖が考えられます。急な物音や環境の変化、飼い主さんからの過度な触れ合い、あるいはケージ環境が適切でない(狭すぎる、隠れる場所がないなど)といったことが原因で、ジャービルがストレスを感じているのかもしれません。

また、まだ人間に慣れていないジャービルや、過去に嫌な経験をしたジャービルは、警戒心から攻撃的な行動をとることがあります。特に、急に手を出すと噛まれることがあるので注意が必要です。もしかしたら、体調不良が原因かもしれません。痛みや不快感からイライラして噛むこともあります。多頭飼育の場合、縄張り意識から喧嘩になり、激しく暴れることもあります。

対処法としては、まずジャービルを取り巻く環境を見直してみましょう。騒がしい場所にケージを置いていないか、適切な温度・湿度が保たれているか、隠れる場所が十分に用意されているかなど、ストレスの原因となりうる要素を排除してあげてください。

無理な接触は避け、ジャービルが落ち着ける時間を与えてあげましょう。もし噛まれてしまったら、すぐに手を引っ込め、ジャービルが落ち着くまでそっとしておいてください。体調不良が疑われる場合は、迷わず小動物を診察できる動物病院を受診することをおすすめします。多頭飼育で喧嘩が頻繁に起こる場合は、お互いのストレスを減らすためにも、一時的にケージを分けることも検討が必要です。

ジャービルの臭い対策はこれでOK

ジャービルは体臭が比較的少ない動物です。しかし、ケージの中を清潔に保っていないと、どうしても臭いが気になってしまうことがあります。臭いの主な原因は、ジャービルの糞尿と、それが染み込んだ汚れた床材なんです。

効果的な臭い対策として、まず一番大切なのは床材の交換です。汚れた床材は臭いの大きな原因となるので、部分的に汚れている箇所は毎日こまめに取り除き、週に1〜2回は全体の床材を交換してあげましょう。月に1回程度は、ケージ全体を水洗いして、しっかりと乾燥させることで、雑菌の繁殖を防ぎ、清潔な状態を保てます。

また、後でお話ししますが、特定の場所にトイレを設置してあげると、ジャービルがそこで排泄するようになり、ケージ全体の汚れが軽減されて臭い対策にもなります。ジャービルは砂漠出身の動物であり、砂浴びをすることで体を清潔に保ちます。

清潔な砂浴び用の砂をいつも用意してあげることで、体臭を抑えることができますよ。汚れた砂は毎日取り除き、定期的に新しいものと交換してあげましょう。最後に、ケージの通気性もとっても重要です。密閉されたケージは湿気がこもりやすく、臭いの原因となってしまうので、通気性の良いケージを選び、空気の入れ替えを心がけてあげてくださいね。

トイレのしつけはできる?できない?

ジャービルがトイレを完全に覚えるのは難しいかもしれませんが、全くできないわけではありません。ある程度の習慣付けは可能なんです。

トイレのしつけを試みるには、ケージ内の特定の場所に、トイレ用の砂(小動物用トイレ砂など、砂浴び用の砂とは別のもの)を浅く敷いた専用トレーを設置してみましょう。

ジャービルがよく排泄する場所を観察して、そこにトイレを設置するのが効果的です。もしジャービルがトイレ以外の場所で排泄してしまった場合は、その糞をトイレトレーに移しておくことで、「ここはトイレなんだよ」とジャービルに認識させる手助けになります。

一度で覚えてくれるわけではないので、焦らず根気強く教えてあげることが大切です。全てのジャービルが完璧にトイレを覚えるわけではないことを理解して、気長に取り組んであげてくださいね。でも、完璧じゃなくても、特定の場所で排泄する習慣がつけば、ケージのお掃除がグンと楽になりますよ!

繁殖させたいときの注意点と準備

ジャービルは、実はとても繁殖能力が高い動物です。

もしオスとメスを一緒に飼っていると、かなりの高確率で繁殖します。もしあなたがジャービルの繁殖を考えているなら、以下の点に十分注意し、しっかり準備を進める必要があります。無計画な繁殖は、望まれない命を増やすことにもつながりかねないので、責任ある行動が求められます。

まず、出産後、子育て中のメスとオスを分けて飼育するための別のケージを準備しておく必要があります。オスが子食いをしたり、メスがすぐに次の妊娠をしてしまうのを防ぐためです。さらに、生まれた子ジャービルが成長した後、性別で分けるためのケージも必要になるでしょう。

次に、ジャービルは一度に数匹(平均4〜6匹)の子を産むことが多く、あっという間に頭数が増えてしまいます。全てのジャービルを飼育し続けるのは難しい場合が多いため、繁殖後の里親探しも考慮し、事前に信頼できる受け入れ先を探しておくことが非常に重要です。

また、妊娠・出産はメスの体に大きな負担をかけるので、高栄養の食事を与えるなど、特別なケアが必要になります。出産前から栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。最後に、繁殖や子育てに関する知識を事前にしっかりと習得しておくことが不可欠です。出産から子育て、離乳までの流れ、起こりうるトラブルとその対処法などを学んでおくと安心です。

ジャービルの引っ越し・移動時のポイント

ジャービルを引っ越しさせたり、動物病院に連れて行ったりするなど、移動させる機会があるかもしれません。そんな時、ジャービルにとっては普段と違う環境なので、大きなストレスになります。細心の注意を払ってあげましょう。

移動には、必ず小動物用の安全なキャリーケースを使用してください。通気性が良く、中にジャービルが落ち着けるスペースがあるものが理想です。ケースの中に少量の床材や普段使っている布などを入れてあげると、ジャービルも安心してくれるでしょう。

移動中は、振動や温度変化に細心の注意を払ってください。ジャービルは環境の変化に敏感なので、キャリーケースが大きく揺れないように気をつけ、直射日光が当たったり、冷暖房の風が直接当たったりしないように配慮しましょう。

夏場は保冷剤をタオルで包んでキャリーケースの外側に置いたり、冬場は使い捨てカイロなどを利用したりして、適切な温度を保つ工夫も必要です。

また、ジャービルへのストレスを最小限にするため、なるべく短時間で移動を終えるのが理想です。長時間の移動はジャービルにとって大きなストレスとなるので、事前にルートを確認し、スムーズな移動を心がけましょう。移動前後は、ジャービルを落ち着かせる時間を十分に与えてあげてくださいね。家に帰ったら、すぐにケージに戻して、静かで暗い場所でゆっくり休ませてあげましょう。

ジャービル飼育に必要な環境とケージについて

ジャービル飼育に必要なものリスト

ジャービルを新しく家族に迎える際に、まず揃えておきたい基本的なアイテムは以下の通りです。

  • ケージ
  • 床材
  • 餌入れ
  • 回し車
  • かじり木
  • 巣箱
  • 小動物用トイレ
  • 小動物用トイレ砂

上記のリストにあるものを揃えれば、ジャービルとの新しい生活を安心してスタートできます。

まず、ジャービルが安全に快適に過ごせるケージは最も重要です。通気性が良く、ジャービルの掘る習性を満たせるよう底が深いタイプを選びましょう。ケージの底には、ジャービルの健康に配慮した床材をたっぷりと敷き詰めてあげてください。

毎日の食事には、栄養バランスの取れたジャービル専用ペレットフードを、ひっくり返されにくい安定した餌入れに入れて与えます。新鮮な水は、衛生的で便利なボトル式給水器で常に用意しましょう。

ジャービルは活発な動物なので、運動不足解消のために安全で静かな回し車は必須です。また、歯の健康維持のためにかじり木も忘れずに用意してください。ジャービルが安心して隠れたり眠ったりできる巣箱も、ジャービルにとって大切な場所になります。

ケージ内の清潔を保つために、小動物用トイレトレーとトイレ砂を設置するのもおすすめです。

これらのアイテムを準備すれば、ジャービルが快適に過ごせる環境が整い、ジャービルとの楽しい暮らしを始めることができますよ。

あれこれと個別に用品を買い揃えるのは、時間も手間もかかって大変ですよね。

でも、ご心配なく!実は、ジャービル飼育に必要なものがすべて詰まった完璧なセットがあるんです。

 

このセットを一つ手に入れれば、迷うことなくジャービルとの新しい生活をすぐに始められますよ。

温度・湿度管理はどうすればいい?

ジャービルは砂漠や草原に住む動物なので、極端な温度変化や高湿度にはとっても弱いんです。ジャービルが健康で快適に過ごせるように、適切な環境を維持してあげることが不可欠ですよ。

温度は、室温20〜26℃が理想的です。日本の夏は特に暑くなるので、エアコンや扇風機を利用して室温が上がりすぎないように注意しましょう。

冬場は冷え込みが厳しいので、ケージの外側から温めるパネルヒーターなどを利用して、ジャービルが寒がらないように管理してあげてください。直接熱風が当たらないように気をつけてくださいね。ケージの一部に温度の違う場所を作ってあげて、ジャービル自身が快適な場所を選べるようにしてあげるのも良い方法です。

湿度40〜60%が理想です。高湿度は皮膚病や呼吸器疾患の原因となることがあるので、特に湿気の多い季節は除湿器の使用も検討すると良いでしょう。逆に乾燥しすぎる場合は、加湿器で調整することも必要ですが、過度な加湿は避けるべきです。ケージ内に温度計と湿度計を設置して、常にチェックする習慣をつけると安心ですよ。

ジャービルが快適に過ごすための照明・音対策

ジャービルは光や音に敏感な動物なので、ジャービルが快適に過ごせる環境を作るためには、ちょっとした配慮が必要です。

照明については、直射日光は避け、自然光が入る程度の明るさで十分です。ジャービルの体内時計を狂わせないためにも、夜間は暗くして、ジャービルの生活リズムを尊重しましょう。人間が寝る時間には、お部屋の電気を消して暗くしてあげることが大切です。夜間に活動することもあるので、もし夜間照明が必要な場合は、光が弱いものや、赤色LEDライトなど、ジャービルに負担の少ないものを使用すると良いでしょう。

音対策として、ジャービルは聴覚がとっても優れているので、大きな音に非常に敏感なんです。テレビやスピーカーの近く、または騒がしい場所(頻繁に人が出入りする場所、電話の近くなど)は避け、静かな場所にケージを置いてあげましょう。急な大きな音はジャービルを驚かせ、ストレスを与えてしまう可能性があります。できるだけ静かで落ち着いた環境を提供してあげることが、ジャービルの健康維持につながりますよ。

多頭飼いの際のスペースの工夫

もしジャービルを何匹か一緒に飼いたいと思っているなら、一匹飼いよりもさらに広いスペースと、ちょっとした工夫が必要です。適切に行わないと、ジャービル同士のストレスや喧嘩の原因になってしまうこともあるんです。

まず、広めのケージを用意することが不可欠です。狭いスペースでは、ストレスから喧嘩に発展しやすくなります。ジャービル1匹あたりに十分な活動スペースを確保できるような、大型のケージを選びましょう。

次に、喧嘩を減らすために、ジャービルそれぞれが隠れられる個別の巣箱や、遊べる場所を複数設置すると良いでしょう。こうすることで、縄張り争いを軽減し、それぞれのジャービルがホッと落ち着ける場所を確保できます。餌入れや水入れも複数用意すると、取り合いを防げますよ。

多頭飼いを始める前に、ジャービル同士の相性を慎重に見極めることが本当に重要です。特に新しいジャービルを導入する際は、段階的に慣れさせる「同居練習」を行うなど、慎重な手順を踏みましょう。一度激しい喧嘩が始まってしまうと、仲直りが難しい場合もあります。もし喧嘩が頻繁に起こるようなら、ジャービルにストレスを与えないためにも別々に飼育することも考慮に入れてあげてくださいね。

ジャービル飼育中に気をつけたい脱走対策

ジャービルは、その小さな体からは想像できないくらいジャンプ力が高く、狭い隙間でもするりと通り抜けてしまうことができるんです。だから、脱走対策は本当に重要!ジャービルの驚くべき身体能力を過小評価してはいけませんよ。

脱走を防ぐためには、必ずしっかりと閉まるフタ付きのケージを選びましょう。フタがないケージは、どんなに高さがあっても簡単に飛び出してしまいます。フタには重りを置くか、しっかりしたロック機能があるものが理想的です。また、ケージの扉や側面、配線を通す穴など、わずかな隙間でもジャービルは器用にすり抜けてしまうことがあります。こまめに点検して、もし隙間を見つけたら、必要であれば網などで塞ぐ対策をしてください。

万が一脱走してしまった場合に備えて、部屋にジャービルが隠れそうな場所(家具の裏、壁の隙間、電化製品の内部など)がないか確認し、事前に塞いでおくなどの対策をしておくと安心です。もしジャービルが脱走してしまっても、焦らず静かに捕獲に努め、追い回してジャービルを怖がらせないようにしましょう。

ジャービル飼育に向いていない人の特徴

ジャービルは比較的飼いやすい動物ですが、全ての人に向いているわけではありません。以下のような特徴を持つ人には、ジャービル飼育はあまり向きません。

まず、毎日世話ができない人はジャービル飼育には向いていません。餌や水の交換、床材の清掃など、毎日の基本的な世話を怠ると、ジャービルの健康に悪影響を及ぼし、病気の原因となってしまいます。

次に、大きな音を出す環境に住んでいる人も注意が必要です。ジャービルは音に敏感なため、常に大きな音に晒される環境ではストレスを感じやすいです。集合住宅で騒音問題がある場合も考慮が必要です。

さらに、細かい変化に気づけない人にはあまり向きません。ジャービルは体調不良を隠す傾向があるため、日々のわずかな変化(食欲不振、活動量の減少、毛並みの乱れ、排泄物の変化など)に気づき、早期に対処できる観察力が必要です。

また、長期間家を空けることが多い人もジャービル飼育は難しいかもしれません。ジャービルはデリケートな動物なので、長期間の留守番は推奨されません。旅行などで家を空ける際は、ペットホテルや信頼できる預け先を見つける必要があります。

最後に、衛生管理を徹底できない人もジャービル飼育は難しいでしょう。ケージ内の清掃を怠ると、悪臭の原因になるだけでなく、ジャービルが病気になってしまうリスクが高まります。定期的な清掃が苦にならないことが重要です。

子どもや他のペットとの相性は?

ジャービルを飼っているおうちに小さな子どもや他のペットがいる場合、特に注意が必要です。ジャービルの安全と健康を守るために、慎重な配慮が求められます。

もし小さな子どもがいる場合、子どもはジャービルを乱暴に扱ってしまったり、落としてしまったりする可能性があります。ジャービルはデリケートな動物なので、不適切な扱い方をされるとストレスを感じたり、噛み付いたりすることもあります。子どもにはジャービルへの優しく接する方法や、動物を触った後の手洗いなどの衛生面についてしっかり教え、必ず大人が見守る中で触れ合わせるようにしましょう。

そして、犬や猫といった捕食動物とは、基本的に分けて飼育するのがおすすめです。ジャービルは非常に小さな動物なので、犬や猫にとっては獲物と見なされてしまう可能性があります。お互いにストレスを与えないよう、ケージの置き場所にも十分配慮し、絶対に接触させないようにしましょう。静かな環境を好むため、大型のペットが近くにいる環境は避けるのが賢明です。

ジャービル飼育について (餌、なつく?、寿命、ケージ) まとめ

ジャービルは小さくかわいらしい見た目と、比較的飼いやすい性質から、今とても人気のある小動物です。ジャービルは活動的で好奇心旺盛であり、適切な環境と愛情を提供することで、あなたの生活にきっとたくさんの喜びをもたらしてくれるでしょう。この記事でご紹介したように、基本的な環境づくりやお世話のポイントを押さえておけば、小動物を飼うのが初めてという方でも安心してジャービルとの暮らしをスタートできます。

ケージ選びから日々の餌やり、健康管理、そして安全への配慮まで、それぞれの項目をしっかりと理解し、ジャービルが快適に、そして健康に過ごせる環境を整えてあげてくださいね。ジャービルとの生活は、ジャービルの愛らしい仕草や個性豊かな行動を通じて、私たちに多くの癒しと発見を与えてくれます。このガイドが、あなたとジャービルとの素晴らしい生活をスタートさせるための一助となれば、こんなに嬉しいことはありません。ぜひ、ジャービルとの絆を深めて、かけがえのない時間を過ごしてくださいね!

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