「ロボロフスキーハムスターってなつくの?」
「人に慣れにくいって聞いたけど、本当のところはどうなの?」
「かわいいけど、触れ合いを楽しめるペットなのかな?」

そんな疑問を持つ方に向けて、本記事ではロボロフスキーハムスターは本当になつくのか?について詳しく解説します。
小さなハムスターの魅力と、仲良くなるための正しい接し方を知ることで、より豊かで幸せな毎日を過ごせるはずです。
記事のポイント
✔ ロボロフスキーハムスターは基本的になつきにくいが、信頼関係は築ける
✔ なつくためには「焦らず、無理をしない」接し方が大切
✔ おやつや声かけで少しずつ距離を縮めることが可能
✔ なついたときに見せるサインを理解すると関係がもっと楽しくなる
ロボロフスキーハムスターはなつく?
ロボロフスキーハムスターの性格
ロボロフスキーハムスターの性格を一言で表すなら、「とってもデリケートな、びっくり屋さん」です。もともと広い場所で暮らしてきたので、物音や急な動きにはすごく敏感。周りのことをよーく観察している、とても慎重な性格の持ち主なんです。これは、自分を守るために生まれつき備わっている、大切な個性なのです。
そして、小さな体には無限のエネルギーが詰まっているかのよう。ケージの中を元気に走り回る姿は、きっと見る人を笑顔にしてくれるはず。そのスピードはハムスターの中でもピカイチで、まるで小さなアスリートのようです。基本的には一人の時間を好みますが、相性が合えばお友達と一緒に暮らせることも。ただし、とても繊細な関係なので、もし複数でのお迎えを考える場合は、ゆっくり慎重に様子を見てあげることが大切です。
ロボロフスキーハムスターはなつくの?
きっと一番気になるのが、「なついてくれるの?」という点ですよね。もし、わんちゃんやねこちゃんのように、抱っこされたり撫でられたりすることに喜びを感じる姿を想像しているなら、その期待にぴったり応えるのは、少し難しいかもしれません。ロボロフスキーハムスターは、人に触られるのがちょっぴり苦手な子が多いのです。
でも、決して心を閉ざしているわけではありません。時間をかけてゆっくりと、「この人は怖くないよ、優しい人だよ」と覚えてもらうイメージです。飼い主さんの声や匂いをちゃんと覚えてくれて、差し出したおやつを小さな手で受け取ってくれるようになったら、それはロボロフスキーハムスターなりの「大好き!」のサイン。触れ合って楽しむというよりは、その子らしい自然な姿を温かく見守り、少しずつ心の距離が近づいていくのを楽しむ、そんな素敵な関係を築いていけるでしょう。
人に触られるのが苦手な子が多いだけであって、もちろんめっちゃなつく個体もいます!
真っ白で一番大きな#子はむたん 🐹✨
12.5gと他の2はむより
一回り大きい食いしん坊さん。ほわっほわっです😍#ハムスター #ロボロフスキーハムスター pic.twitter.com/oreLgDKOBQ
— 💗 あーや 💗 (@Arya_oOwOo) August 4, 2025
ロボロフスキーハムスターの寿命は?
ロボロフスキーハムスターと一緒にいられる時間は、およそ2年から3年。あっという間に過ぎていく、かけがえのない毎日です。もちろん、過ごす環境や毎日のごはん、その子の個性によっても変わってきます。
静かで安心できるおうちを用意してあげて、栄養たっぷりのごはんをあげて、ストレスなく過ごせるように心を配ってあげること。飼い主さんのそんな優しい気持ちが、ハムスターの健やかで幸せな毎日に繋がります。一日一日を大切に、たくさんの愛情を注いであげたいですね。
(参考)ハムスターの寿命
ロボロフスキーハムスターの餌
毎日のごはんは、ロボロフスキーハムスターの元気の源。健康を守るためにも、栄養バランスのよい食事はとっても大切です。基本のごはんは、ハムスターのために作られた専用のペレット(固形フード)にしましょう。そこに時々、お野菜や種などをプラスしてあげると、食事がもっと楽しくなります。
ロボロフスキーハムスターの値段
ロボロフスキーハムスターは、ペットショップで2,000円から4,000円くらいで出会うことができます。白いお顔のホワイトフェイスなど、特別なカラーの子はもう少し高くなることもあります。
でも、お迎えする時には、ハムスター自身の価格だけでなく、新しいおうちの準備も必要になります。ケージやおもちゃ、ごはんなど、快適に過ごすためのアイテムを一式揃えると、15,000円から20,000円ほどになることが多いです。小さな家族を迎えるための、愛情のこもった準備ですね。毎月のごはん代や床材代、もしもの時の病院代なども考えておくと、より安心して一緒に暮らし始められます。
ロボロフスキーハムスターを買うのに必要なもの
おうちにやってくるその日までに、ロボロフスキーハムスターが「わあ、素敵なおうち!」と安心して思えるような、居心地の良い場所を用意してあげましょう。「走る・隠れる・潜る・キレイ好き」という、ハムスターの生まれ持った習性を満たしてあげることがポイントです。
そこでおすすめなのが、こちらの飼育セットです!まとめて買うことでかなりお得に買えるようになっています。
ロボロフスキーハムスターがなつくための接し方とコツ
ロボロフスキーハムスターと仲良くなる秘訣は、ハムスターの小さな心に寄り添い、その子のペースを尊重してあげること。ここからは、小さな友達と心を通わせるための、優しくて温かいコミュニケーションのコツをご紹介します。
迎え入れた直後に注意すべきポイント
新しいおうちにやってきたばかりのロボロフスキーハムスターは、ドキドキでいっぱい。周りのすべてが初めてで、不安な気持ちでいっぱいです。そんな時に一番嬉しいプレゼントは、「そっとしておいてあげる」という優しさです。
最初の1週間は、ごはんとお水の交換など、必要最低限のお世話だけにして、あとは静かに見守ってあげましょう。触りたい、遊びたいという気持ちは少しだけ我慢。ハムスターが「ここは安全な場所なんだ」と心からリラックスできるようになるまで、焦らず待ってあげることが、信頼関係の第一歩になります。
手からおやつを与えるトレーニング方法
おうちの環境に少しずつ慣れてきたら、いよいよお待ちかねの「おやつタイム」を通じて、コミュニケーションを始めてみましょう。これは、「飼い主さんの手は、おいしいものをくれる素敵なもの」と覚えてもらうための、大切なステップです。
最初はピンセットでそっと差し出して。慣れてきたら、次は指先でおやつをあげてみましょう。そして最後は、手のひらにおやつを乗せて、「どうぞ」と優しく差し出します。ハムスターが自分のタイミングで乗ってきてくれるのを、ドキドキしながら待つのも楽しい時間です。無理強いはせず、ハムスターの小さな勇気を応援してあげてくださいね。
声や匂いで安心感を与える工夫
ロボロフスキーハムスターは、耳と鼻がとっても良いので、飼い主さんの声や匂いをちゃんと覚えています。その特性を活かして、安心感をプレゼントしてあげましょう。
ケージのそばを通るときには、「〇〇ちゃん、元気?」と優しい声で話しかけてあげてください。その穏やかな声は、ハムスターにとって心地よいBGMのようになり、飼い主さんの存在を安心できるものとして認識してくれます。また、飼い主さんの匂いがついたティッシュペーパー(香水などはつけないでくださいね)を少しだけ巣箱に入れてあげるのも、仲良くなるための素敵な工夫です。
無理に触らない・追いかけない大切さ
ハムスターとの信頼関係で、一番気をつけたいのが「無理やりはしない」ということです。体が固まったり、キーキー鳴いたりするのは、ハムスターからの「やめて!」という心からのメッセージ。その小さなサインを見逃さず、ちゃんと気持ちを受け止めてあげましょう。
怖がっているのに追いかけたり、無理に掴んだりすると、ハムスターは「人間は怖い」と深く傷ついてしまいます。そうなると、心を閉ざしてしまうかもしれません。ハムスターが嫌がったら、すぐに手を引いてあげる。その優しさが、未来の二人の関係をより良いものにしてくれます。
なついたときに見せるサイン
あなたの優しい気持ちは、きっとハムスターに伝わります。そして、少しずつ心を開いてくれた証として、愛らしいサインを見せてくれるようになります。それは、二人の間に生まれた小さな信頼の証です。
謎色🐹#ロボロフスキーハムスター#ハムスター pic.twitter.com/Vmnxk2QIVc
— Ham’s room ▷ …sK * ⚘ (@hamuranger_01) May 7, 2025
ロボロフスキーハムスターの姉妹ちゃんたち🐹
餌じゃないから指噛まないでもろて😎 pic.twitter.com/9fQPWJ6PX7
— あさり🦎🍎🍏 (@asari_geckos) April 1, 2022
長期的な信頼関係を築くコツ
ロボロフスキーハムスターとの絆は、特別なイベントではなく、穏やかな毎日の積み重ねの中でゆっくりと育まれていきます。何よりも大切なのは、「焦らないこと、比べないこと、そしてその子の個性を丸ごと愛してあげること」です。
毎朝「おはよう」と声をかけ、ごはんの減り具合やうんちの様子を見てあげる。そんな日々の小さな関わりが、ハムスターにとっては大きな安心に繋がります。あっという間に過ぎていく短い時間だからこそ、その一日一日を大切に、愛情を込めて過ごす。その温かい気持ちが、言葉がなくても必ず伝わり、二人の間にかげがえのない、静かで深い絆を結んでくれるでしょう。

ロボロフスキーハムスターがなつかない時の原因
ロボロフスキーハムスター本来の臆病な性格と個体差
まず一番に心に留めておきたいのは、ロボロフスキーハムスターがもともと、とっても臆病で繊細な心の持ち主だということです。これは、その子の性格が悪いのではなく、自分を守るために生まれつき備わっている大切な本能なのです。「なつかない」のではなく、「警戒心が強くて慎重派さん」と捉え直してみると、その子の行動が少し違って見えてくるかもしれません。
また、人間と同じように、ハムスターにも一匹一匹に個性があります。とても好奇心旺盛な子もいれば、生涯を通じて人との距離を保ちたいと願う子もいます。もし、お迎えした子が特にシャイな性格だったとしても、それはその子のありのままの姿です。他の子と比べることなく、その子だけの個性を丸ごと受け入れてあげることが、心地よい関係を築くための第一歩になります。
お迎え初期の接し方に原因があるケース
ハムスターにとって、おうちに来たばかりの頃は、ドキドキと不安でいっぱいの時期です。その大切な時期に、可愛いからといってたくさん触ろうとしたり、ケージの外に出そうとしたりすると、「ここは安心できない場所だ」「人間は怖い存在だ」と記憶してしまうことがあります。その最初の印象が、後々の関係に影響を与えているのかもしれません。
もし、「そういえば、最初にあせってしまったかも…」と思い当たることがあっても、大丈夫。今からでも関係はきっと修復できます。一度リセットする気持ちで、しばらくはごはんをあげる時以外はそっと見守る時間にしてみましょう。そして、改めて優しい声かけから始めてみてください。焦らずゆっくり時間をかけることで、「この人はもう怖くないんだ」と、ハムスターも安心して心を開いてくれるはずです。
ハムスターを怖がらせてしまう日常的な行動
飼い主さんにとっては悪気のない、何気ない行動が、小さなハムスターをびっくりさせている可能性もあります。ハムスターの目線に立って、毎日の接し方を一度振り返ってみましょう。
例えば、ハムスターを上から鷲掴みにしようとすると、天敵である鳥に襲われる時の恐怖を思い出させてしまいます。また、気持ちよさそうに寝ているところを急に起こされたら、誰だって驚いてしまいますよね。他にも、テレビの大きな音や、急にケージをガタガタと揺らすこと、頻繁にケージの中を覗き込むことも、ハムスターにとっては大きなストレスになります。ハムスターに近づく時は、「今から行くよ」と優しく声をかけ、ゆっくり動くことを心がけるだけで、ハムスターが感じる安心感は大きく変わってきます。



ケージの中が安心できる場所になっていない
ハムスターにとってケージは、世界で一番安心できる「自分のおうち」であるべき場所です。もし、そのおうちが落ち着かない環境だったら、人に慣れる心の余裕もなくなってしまいます。
おうちの環境をチェックしてみましょう。ハムスターが隠れてぐっすり眠れる巣箱はありますか。床材は、ふかふかと潜り込めるくらいたっぷり入っていますか。ケージの置き場所は、人の出入りが激しい場所や、大きな音がするテレビのすぐそばではありませんか。頻繁にお掃除をしすぎて、自分の匂いが消えてしまい、かえって不安になっていることもあります。ハムスターが「ここは私の縄張りで、安全な場所」と感じられるような、静かで落ち着ける環境を整えてあげましょう。
「なつく」のイメージがハムスターと合っていない
もしかしたら、「なつかない」と感じている一番の理由は、飼い主さんが思い描く「なつく」というイメージと、ロボロフスキーハムスターが見せてくれる愛情表現との間に、少しだけズレがあることなのかもしれません。手の上でごはんを食べたり、抱っこされたりすることだけが、信頼の証の全てではありません。
飼い主さんがケージに近づいても巣箱に隠れず、普段通りに過ごしてくれる。あなたの前で、無防備な格好でスヤスヤ眠っている。差し出したおやつの匂いを、興味深そうにクンクン嗅ぎに来る。これらはすべて、ハムスターがあなたを信頼し、そばにいることを許してくれている、とても温かいサインです。「なついていない」のではなく、実はもうとっくに、その子なりの形で十分なついてくれているのかもしれません。その小さなサインを見つけるたびに、「ありがとう」と心で伝えてあげれば、二人の絆はもっともっと深まっていくはずですよ。
ロボロフスキーハムスターはなつく? まとめ
「ロボロフスキーハムスターはなつくの?」という問いへの答え。それは、私たちが期待する形とは少し違うかもしれませんが、「はい、心は通い合えます」と言えるでしょう。
抱っこされて喜ぶことは少ないかもしれませんが、飼い主さんのことを安全で優しい存在だと認め、自分なりの方法で信頼を表現してくれます。ロボロフスキーハムスターと一緒に暮らすことは、小さくて繊細な命にそっと寄り添い、言葉を超えた心の交流を楽しむ、かけがえのない経験です。「なつかせる」ことだけを目指すのではなく、ありのままの姿を受け入れ、その子の世界を尊重する。その過程で得られる喜びこそが、ロボロフスキーハムスターがくれる最高の贈り物なのかもしれませんね。
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