「マイクロブタを飼いたいけれど、後悔しないかな…」
「SNSで見た手のひらサイズの豚、本当にずっとあの大きさなの?」

そんな疑問や不安を抱える方に向けて、この記事では「マイクロブタを飼って後悔しないために」知っておくべき現実や注意点を詳しく紹介します。
SNSで見かけるような可愛いマイクロブタの姿は確かに魅力的ですが、実際の飼育には想像以上の手間や知識が必要です。
この記事を通して、見た目の可愛さに惑わされず、リアルな飼育生活を理解することで、後悔しないペット選びの参考になれば幸いです。
✔ 健康的に育てるには広いスペースと継続的なケアが必須
マイクロブタを飼って後悔する人が多い理由とは?
・鳴き声や臭いが気になることも
・トイレのしつけが意外と難しい
・医療費や診てくれる動物病院の少なさ
・ペット可の物件でもNG?
・マイクロブタは社会性が強く、ひとりにするとストレスに
・夏や冬の温度管理はかなり大変
・マイクロブタを飼って後悔したことがある?
・一時的なブームに流されていないかチェックしよう
想像以上に大きくなる
「マイクロブタ=手のひらサイズ」というイメージを持つ方は多いですが、実際には成長すると30〜40kgになることもあります。
特に海外輸入種やブリーダーによってサイズの個体差が大きく、期待していたサイズに収まらないケースは珍しくありません。
また、ブリーダーの中には成長しても小さいと説明するところもありますが、実際には予想外に大きくなることがあり、室内飼育を前提にしていた飼い主が困惑するケースも。
成長後のサイズを事前に確認し、その情報が信頼できるものか慎重に見極めることが大切です。
鳴き声や臭いが気になることも
マイクロブタは想像以上に感情豊かで、構ってほしい時や不満がある時に大きな鳴き声を上げます。
特に朝晩のごはんタイムや、放っておかれた時などに声を上げることが多く、マンションなどの集合住宅では騒音トラブルにつながる可能性もあります。
また、フンの臭いや体臭もあり、定期的な掃除や換気を怠ると室内に匂いがこもってしまいます。
空気清浄機の設置や消臭対策など、日々の工夫が求められます。

トイレのしつけが意外と難しい
犬や猫のように簡単にトイレを覚えるわけではありません。
マイクロブタは非常に賢い動物ではあるものの、トイレの位置を覚えるには時間と根気が必要です。
特に新しい環境や引っ越し後などでは混乱し、覚えた場所であっても失敗してしまうことがあります。
また、トイレの設置場所が合っていないと感じると、別の場所にしてしまう傾向もあるため、飼い主側の配慮も欠かせません。
失敗を繰り返すことも多いため、掃除の手間を覚悟しておくとともに、消臭対策や床材の工夫も必要になります。
しつけには「褒める」ことが効果的ですが、長期的な視点で取り組むことが大切です。
医療費や診てくれる動物病院の少なさ
マイクロブタを診察できる獣医は限られています。
一般的な犬猫とは違い、マイクロブタは家畜扱いとされることが多く、小動物専門の動物病院では診てもらえない場合があります。
特に地方では対応できる病院がなく、都市部の専門病院まで長距離移動を強いられることも。
予防接種や去勢・避妊手術などの医療対応も特殊で、費用も高額になりがちです。
さらに、緊急時にすぐに診てもらえる体制がないと、命に関わるリスクも。
事前に対応可能な病院を調べておき、定期的な健康診断を受けられる環境を整えておくことが後悔を防ぐポイントです。
ペット可の物件でもNG?
賃貸物件の「ペット可」は犬猫を想定している場合が多く、マイクロブタは対象外というケースも少なくありません。
特に体重や体のサイズ、鳴き声の大きさ、破壊行動の可能性などから、管理会社や大家さんが敬遠する傾向があります。
契約書の内容に「犬・猫に限る」といった明記がされていなくても、確認を怠ると後々トラブルに発展することも。
さらに、退去時の原状回復費用が高額になる可能性もあるため、契約前に飼育の可否を口頭ではなく文書で確認しておくことが望ましいです。
また、隣人とのトラブル防止のためにも、事前に飼う予定を近隣住民に伝えておく配慮も重要になります。
マイクロブタは社会性が強く、ひとりにするとストレスに
本来、群れで行動する動物のため、長時間ひとりにされると強いストレスを感じます。
日常的にスキンシップを求める傾向があり、寂しさを感じると鳴いたり、破壊行動をとることもあります。
共働き家庭や留守が多いライフスタイルでは、十分な愛情や運動、遊びの時間を確保することが難しく、問題行動の原因になることもあります。
そのため、日中に世話ができる家族がいるか、またはペットシッターなどの外部サービスを利用できる体制があるかを事前に考えておく必要があります。
一緒に過ごす時間が長くなるほど、信頼関係が深まり、安心して生活できる環境が整います。

夏や冬の温度管理はかなり大変
暑さにも寒さにも弱いため、エアコンを常に使う必要があります。
特に夏場は熱中症のリスクが高く、ブタは汗をかけない動物のため、体温調整がうまくできません。
室温が30度を超えるような環境では命に関わることもあるため、日中の冷房は必須です。
また、冬は逆に寒さに弱く、暖房機器や保温用のヒーター、毛布の設置が必要になります。
これに伴って電気代も月に1万円以上かかることがあり、家計への負担も無視できません。
加えて、エアコンのフィルター掃除や定期的なメンテナンスを怠ると健康被害につながるため、日々の管理にも手間がかかります。
常に快適な室温を保つことは、マイクロブタの健康を維持するうえで不可欠な要素です。

マイクロブタを飼って後悔したことがある?

実際に、マイクロブタを飼っている、または、飼っていた人、15人にマイクロブタを飼って後悔したことがあるか? と言うアンケートをインスタでとりました。
その結果が、こちらです。
およそ、86%の人が後悔したことはない、を選択しました。
Bさん 家族なので、後悔だなんて微塵も思ったことがありません。
とのことでした。
しかし、意外と無視できない残りの14%の後悔したことがある人たち。
その人たちは、何が原因で後悔したのでしょうか?
実際に、質問してみました。
一時的なブームに流されていないかチェックしよう
SNSやテレビで可愛い姿が取り上げられることがありますが、実際の飼育は大変です。
特に「手のひらサイズ」や「犬より飼いやすい」などの誇張された情報が拡散されることで、安易に「可愛いから」と購入を決めてしまうケースも増えています。
しかし、ブタは感情が豊かで繊細な動物であり、飼い主のライフスタイルや飼育環境に大きな影響を受けます。
一時的な流行に乗って飼い始めたものの、飼いきれずに手放してしまう例も後を絶ちません。
ブームに流されることなく、冷静に情報を整理し、長期的な視点で本当に自分にとって適したペットなのかをしっかりと見極めることが大切です。
マイクロブタを飼って後悔する人の特徴
・予算に余裕がない人
・旅行をよくする人
・マイクロブタに誤解を持っている人
マイクロブタは確かに魅力的なペットですが、どんな人にでも向いているわけではありません。
実際に飼ってみると、予想以上に手間がかかり、ストレスに感じてしまう人も少なくありません。
以下に挙げるようなタイプの人には、マイクロブタを飼うことが向かない場合があります。
世話を続けられない人
マイクロブタは非常に賢い動物で、社会性が高い反面、非常に手がかかります。
毎日の世話や、散歩、トイレのしつけ、食事管理など、日々のケアが求められます。
これらを続けられる覚悟と、時間的余裕がある人でないと、飼うことが難しくなるでしょう。
もし、忙しい生活をしていたり、旅行が多かったり、仕事が長時間にわたる場合は、マイクロブタを飼うことに向いていないかもしれません。
ペットは何も言わずに待っていてくれるわけではなく、彼らには日々のケアが必要です。
世話を続けられない場合、ストレスが溜まり、ペットにも負担がかかります。
予算に余裕がない人

マイクロブタに限らずペットを飼うためには、初期費用や日々の維持費がかかります。
餌代やペット用品、病院代など、予想以上にお金がかかることがあります。
マイクロブタは定期的な健康チェックや予防接種が必要なため、予算に余裕がない人には負担に感じるかもしれません。
また、ペットが病気になった場合、治療費や通院費が発生します。
マイクロブタは比較的小型の動物ですが、健康管理には十分にお金をかける必要があるため、経済的な負担を覚悟しておくことが重要です。
旅行をよくする人
マイクロブタは非常に社会的で、飼い主との絆を大切にします。
長期間家を空ける場合や頻繁に旅行に出かけることが多い人には、飼うことが難しいかもしれません。
旅行中のペットシッターや預け先の手配なども考慮する必要があります。
マイクロブタに誤解を持っている人
突然ですが、マイクロブタの最大の大きさは何キロですか?

この質問に答えられなかった人はマイクロブタを飼ってから後悔することになると断言します。
多くの人がマイクロブタという名前から小さなぶたであることを想像すると思います。
しかし実際は最大40キロまで成長します。
この自分の思っていた理想と現実のギャップで後悔したと感じてしまう人がかなり多いです。


マイクロブタを飼って後悔しないために
・飼育スペースは最低どれくらい必要か
・飼育する際に気をつけるべき法律
・エサやフン処理の手間と現実
・鳴き声対策はできるのか?
・家族全員が納得しているかどうか
・金銭的・時間的余裕があるかの確認
・先住動物との相性は大丈夫?
・長期的な計画を立てる
・マイクロブタを飼って後悔しないために まとめ
信頼できるブリーダーやショップを見極める
成長後のサイズや性格、健康状態を左右するのはブリーダーの質です。
優良なブリーダーは、マイクロブタの飼育環境を衛生的に保ち、十分な栄養や社会化の時間を確保しています。
また、親ブタの性格や健康状態も把握しており、どのような子ブタが生まれるかを予測しやすくなります。
購入前には、ブリーダーがどのような環境でブタを育てているか、直接見学させてもらえるか確認するとよいでしょう。
口コミやレビューだけでなく、実際の対話や対応の誠実さもチェックポイントです。
さらに、アフターサポートがしっかりしているかどうかも重要です。
体調に関する相談や緊急時の対応などを気軽に相談できるブリーダーは、初心者にとって心強い存在になります。
複数を比較し、評判や飼育環境、動物への愛情の深さを見極めましょう。

飼育スペースは最低どれくらい必要か
自由に動けるスペースが必要で、ケージ飼いだけでは不十分です。
マイクロブタは好奇心旺盛で、1日の中で運動や探索行動を積極的に行います。
最低でも6畳ほどの運動スペースがあると安心ですが、それに加えて遊び場や休憩スペース、トイレスペースなど、ゾーニングを意識した空間作りが求められます。
また、運動不足はストレスや肥満の原因となるため、日常的に自由に歩き回れる環境を用意することが大切です。
さらに、床材には滑りにくく足腰に優しい素材を選ぶこと、段差の少ない安全な設計にすることもポイントです。
スペースだけでなく、ブタにとって快適かつ安全な環境を整えることが長期的な健康と幸せにつながります。
飼育する際に気をつけるべき法律
マイクロブタを飼う際、地域によっては法律や規制があるため、事前に確認することが非常に重要です。
例えば、都市部や住宅街などでは、ペットとしての飼育が禁止されている場合があります。
また、飼育には特別な許可が必要なこともありますので、住んでいる地域の規制を事前に調べておきましょう。
さらに、動物福祉法などが適用され、ペットとして飼う場合は飼育環境に配慮し、適切な管理が求められます。
不適切な飼育が発覚した場合、罰則を受けることもありますので、法律を遵守した飼育が大切です。
信頼できるブリーダーから購入することも重要です。
違法な取引が行われていないか、ブリーダーが法律を守って適切に動物を扱っているかを確認することをお勧めします。
エサやフン処理の手間と現実
専用フードや生野菜などをバランスよく与える必要があります。
偏った食生活にならないよう注意が必要です。例えば、トウモロコシや炭水化物ばかりを与えると肥満の原因になりますし、ビタミンやミネラルの不足は健康に悪影響を及ぼします。
また、こぼしたエサが腐敗しないよう、与えた後の掃除も重要です。
加えて、水分補給も忘れてはならず、常に清潔な飲み水を確保しておく必要があります。
さらに、毎日のフンの掃除は欠かせません。
マイクロブタのフンは量も多く、臭いも強いため、こまめな清掃が求められます。


専用のトイレトレーやシーツを使用しても、トイレ以外の場所でしてしまうこともあり、そのたびに消臭スプレーや床掃除を行う必要があります。
掃除を怠ると悪臭の原因になり、ブタの健康だけでなく家族の生活環境にも影響を及ぼすため、衛生管理には特に気を配る必要があります。
掃除道具も常に使いやすい場所に準備しておくとよいでしょう。
鳴き声対策はできるのか?
完全な対策は難しいものの、十分な運動や遊び時間、安心できる環境を用意することで改善できることがあります。
マイクロブタは感情表現が豊かで、退屈や空腹、不安を感じると鳴くことで飼い主に訴える傾向があります。
鳴き声は個体差があるものの、甲高く響くため、特に夜間や早朝に近所迷惑になる可能性があります。
日中に十分に遊ばせる、エサの時間を一定にする、安心できる寝床を確保するなど、生活リズムを整えることが対策の一つになります。
また、飼い主との信頼関係を築くことで、無駄吠えの頻度が減ることもあります。
どうしても鳴き声が収まらない場合は、専門家に相談するのも一つの方法です。

家族全員が納得しているかどうか
マイクロブタは家族全体で世話をするペットです。
日常の世話には、エサやり、掃除、運動、遊び相手、しつけなど多くのタスクがあり、1人で全てを担うのは負担が大きくなります。
そのため、誰か一人の独断で飼い始めると、思わぬトラブルや後悔の原因になることも。
特に、子どもが「欲しい」と言って飼い始めた場合でも、最終的な世話は親が担うことがほとんどです。
家族全員がマイクロブタの特性や飼育の難しさを理解し、それぞれが役割を持って協力する姿勢が大切です。
飼う前に家族会議を開いて、長期的な責任を共有できるかどうか話し合うことをおすすめします。
金銭的・時間的余裕があるかの確認
月々のエサ代、医療費、掃除用品、冷暖房代など…想像以上にコストがかかります。
マイクロブタは一般的なペットよりも維持費がかかる傾向にあり、特に医療費は対応できる動物病院が限られているため高額になることも珍しくありません。
また、専用のペット保険に加入できるケースも限られており、突発的な病気やケガが発生した際には万単位の出費が必要になることもあります。
さらに、室内の温度管理を保つためのエアコン代や冬場のヒーター使用による光熱費も加わり、年間を通してのコストは想像以上です。
金銭面だけでなく、毎日の世話や掃除、病院への通院、しつけや運動など、時間的な負担も無視できません。
特に忙しい共働き世帯や育児中の家庭では、ブタの世話に時間を割く余裕があるかを冷静に見極める必要があります。
事前に年間の予算と日々のスケジュールを見直し、余裕をもった計画を立ててからお迎えしましょう。
先住動物との相性は大丈夫?
犬や猫と仲良くできる子もいれば、縄張り意識が強い子もいます。
マイクロブタは非常に社会性のある動物ですが、同時に繊細でストレスを感じやすい一面も持っています。
そのため、先住動物の性格や行動パターンと相性が合わないと、どちらかに強いストレスがかかってしまうことがあります。
例えば、好奇心旺盛な犬がしつこく接触しすぎると、マイクロブタが不安や怒りを感じて攻撃的になることも。
逆に、マイクロブタが活発すぎて猫が落ち着かなくなるケースもあります。
できるだけ事前に一時的なお試し対面を行ったり、専門家に相談して適切な距離感や同居環境を整えたりすることが大切です。
個体差もあるため、相性を見極めるまでには時間がかかる可能性もあることを念頭に置いておきましょう。
長期的な計画を立てる
マイクロブタは一度飼い始めると、長い時間を共に過ごすことになります。

平均寿命は約10〜15年ほどですので、その期間をどう過ごすかを考えて計画を立てましょう。
家族全員が協力して世話をし、ペットとして迎える覚悟が必要です。
また、急な転居やライフスタイルの変更があった場合でも、マイクロブタにとって快適な環境を提供できるかどうかを考慮しておくことが重要です。
マイクロブタは環境の変化に敏感なため、飼う前に自分たちの生活スタイルを見直しておきましょう。
マイクロブタを飼って後悔しないために まとめ
見た目の可愛さだけでなく、リアルな飼育環境をイメージすることが、後悔しない最大のポイントです。
SNSで見た可愛い姿に惹かれて衝動的に迎えるのではなく、自分の生活スタイルや住環境に合っているかをじっくり考えることが大切です。
毎日の世話にかかる時間や費用、マイクロブタの性格や寿命など、長期的な視点を持って情報収集を行いましょう。
事前準備をしっかり行い、家族と相談しながら覚悟を持ってお迎えすることで、かけがえのないパートナーとしての関係を築くことができます。
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