「マイクロブタって本当に人になつくの?」
「犬みたいに懐いてくれたらいいのに…」
「SNSで見るマイクロブタ、あんなに甘えてくれるのは本当なの?」

そんな疑問を持っている方に向けて、この記事ではマイクロブタはなつくのか?について詳しく解説していきます!
マイクロブタはその小さな体と愛らしい表情で注目を集めていますが、ペットとして飼ううえで気になるのが「人に懐いてくれるのかどうか」。
犬や猫とは違う性格を持つマイクロブタだからこそ、なつくための接し方や信頼関係の築き方を正しく知ることが大切です。
✔ マイクロブタがなつく理由
✔ 懐くまでにかかる時間とそのサイン
✔ なつかせるための具体的な育て方
✔ 懐かない原因とその対処法
すでに飼っている方も、これから飼いたいと思っている方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
マイクロブタはなつく?
マイクロブタは本当に懐くの?
はい、マイクロブタは正しい知識を持って愛情深く接すれば、飼い主にとてもよくなつきます。
彼らはただ食事をもらう相手として人を認識するのではなく、その高い知能と豊かな感情で、飼い主を「家族」や「群れの仲間」として深く信頼しようとします。
飼い主の帰りを鼻を鳴らして喜んだり、気分が落ち込んでいる時にそっと寄り添ってくれたりするなど、心を通わせる行動を見せてくれます。最初は臆病な一面がありますが、それは彼らが賢く繊細である証拠。時間をかけて丁寧に接することで、必ず心を開いてくれるでしょう。
犬や猫とのちがい
マイクロブタは、同じペットとして身近な犬や猫とは、性格や物事の考え方に違いがあります。この違いを理解することが、彼らとより良い関係を築くための重要な鍵となります。
マイクロブタがなつく理由は知能の高さ
マイクロブタが深く懐く最大の理由は、その非常に高い知能にあります。
マイクロブタは飼い主の声のトーン、表情、仕草、さらには日々の行動パターンまで驚くほどよく観察し、記憶しています。「この人はいつも優しい声で話しかけてくれる」「この時間になると美味しいごはんを用意してくれる」といった毎日の出来事を通じて、飼い主を「自分にとって安全で、利益をもたらしてくれる、信頼できる存在」として論理的に認識していくのです。
この知的な理解が感情的な絆の基礎となり、深い懐きやすさを生み出しています。

なつくのにかかる時間
マイクロブタが完全に心を許し、懐くまでに必要な時間は、一頭一頭で大きく異なります。新しい環境にすぐ馴染み、数日で甘えてくる子もいれば、過去の経験や警戒心の強さから、数ヶ月以上の時間を必要とする子もいます。
これは人間の子育てと同じで、その子の個性やペースを尊重することが何よりも大切です。「まだ懐いてくれない」という焦りは、その緊張感がブタに伝わり、かえって警戒心を強めてしまいます。長期的な視点を持ち、昨日はできなかったことが今日できた、というような小さな進歩を喜びながら、気長に関係を築いていきましょう。
なつきやすい子の特徴
一般的に、好奇心が旺盛で、人や新しい物事に対して臆病さよりも興味が勝る性格の子は、新しい環境にもスムーズに順応し、早くなつきやすい傾向があります。
また、ブリーダーなどの元で、幼い頃から人間と適切に触れ合ってきた個体は、人とのコミュニケーションに慣れているため、信頼関係を築く第一歩が踏み出しやすいでしょう。
しかし、これはあくまで傾向です。臆病でシャイな性格の子も、時間をかけて心を開けば、誰よりも深く飼い主を信頼する、心優しいパートナーになってくれます。
懐いたときのサイン
マイクロブタがあなたを信頼し、懐いている状態になると、言葉の代わりに様々な行動で愛情を伝えてくれます。これらは「あなたのそばが一番安心できる」というメッセージです。
- 自分からそばに寄ってくる: 何か目的がなくても、気づけばあなたの足元でくつろいでいる。
- 甘えるように鼻をすりつけてくる: 「かまってほしい」「大好き」という気持ちを伝える、彼らなりの挨拶です。
- 名前を呼ぶと反応する: 自分の名前をしっかり認識し、呼ばれると耳を動かしたり、嬉しそうに尻尾を振って応えます。
- お腹を見せてゴロンと寝る: 動物にとって急所であるお腹を無防備に見せるのは、あなたを100%信頼している究極のサインです。
- 飼い主の後ろをついて歩く: あなたを群れの頼れるリーダーと認め、安心してついていきたいという気持ちの表れです。
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マイクロブタはなつく? なつかせるための接し方
最初はそっと見守る
新しいお家に迎えられたマイクロブタにとって、周囲のすべてが未知で、不安を感じています。彼らの目には、見慣れない家具や聞き慣れない音が、大きな脅威に映っているかもしれません。
ここで飼い主がすべきことは、「仲良くなりたい」という気持ちを少しだけ抑え、まずは静かに見守ることです。無理に触ったり追いかけたりせず、ブタが自分の意志で空間を探索し、「ここは安全な場所だ」と納得する時間を与えてあげましょう。
毎日のエサやりで信頼UP
毎日決まった時間に食事を与えることは、単なるお世話ではなく、信頼を築くための最も確実で重要な習慣です。この決まった日課を通して、マイクロブタは「この時間になれば、この人から必ず美味しいごはんがもらえる」と学習します。
この予測可能な安心感が、「飼い主=自分の生活を支えてくれる、信頼できる存在」という認識を強固にし、揺るぎない絆の土台を築いていきます。
おやつを上手に使う
おやつは、マイクロブタとのコミュニケーションを円滑にするための特別なツールです。日常の食事とは区別し、トイレが上手にできた時や、苦手なブラッシングを我慢できた時など、何かを乗り越えたり、学んだりした際の「ご褒美」として使いましょう。
この「良い行動=嬉しいご褒美」という結びつきが、しつけの効率を格段に上げ、飼い主へのポジティブな印象を深めます。ただし、肥満は健康の大敵なので、与えすぎには細心の注意を払い、小さくカットした野菜などを少量に留めましょう。

名前を呼んで覚えさせる
マイクロブタに自分の名前を認識させることは、絆を深めるコミュニケーションの第一歩です。ごはんやおやつをあげる直前、優しく撫でる前など、彼らにとって「嬉しいこと」が始まる合図として、繰り返し名前を呼びましょう。
「自分の名前が呼ばれると、良いことが起こる」という楽しい記憶として定着させることが目的です。名前を呼んでこちらを向いたり、近寄ってきたりしたら、大げさなくらい褒めてあげることで、彼らはさらに喜んで名前を覚えてくれます。
スキンシップのコツ
マイクロブタとの触れ合いは信頼を深めますが、やり方とタイミングが非常に重要です。彼らがリラックスして横になっている時や、自ら寄ってきた時がスキンシップの絶好の機会。
お腹やあごの下、耳の後ろなど、彼らが触られて気持ちいいと感じる場所を優しく撫でてあげましょう。逆に、急に上から手を伸ばしたり、無理やり抱き上げようとしたりするのは絶対に避けるべきです。
彼らを怖がらせないよう、常に目線を合わせるようにかがみ、下からゆっくりと手を差し伸べるように接するのがポイントです。
散歩や遊びで仲良くなる
散歩や遊びの時間は、マイクロブタの運動不足やストレスの解消に不可欠なだけでなく、飼い主との関係を深める絶好の機会です。
一緒に外の世界を探検し、新しい匂いを嗅ぎ、土を掘るといった楽しい体験を共有することで、「飼い主さんと一緒にいると楽しいことが起きる」というポジティブな記憶が積み重なっていきます。
この共有体験は、飼い主を「頼れるリーダーであり、楽しいことを教えてくれるパートナー」として認識させる上で非常に効果的です。


しつけで絆を深める
知能の高いマイクロブタにとって、トイレや簡単なお手などのしつけは、脳への良い刺激となり、生活にメリハリを与えます。
しつけを通じて共通のルールを学ぶことで、ブタは「何をすれば良いのか」が分かり、安心して生活できるようになります。
また、飼い主の指示を理解し、褒められるという経験は、「この人は頼れるリーダーだ」という尊敬の念を育みます。大切なのは、失敗を叱るのではなく、成功を大いに褒めること。このポジティブなやり取りこそが、信頼に基づいた健全なパートナーシップを築きます。

マイクロブタはなつく? なつかないときの原因と対策
警戒心が強い
原因: ブタの祖先は自然界では食べられる側の動物だったため、警戒心が強いのは生き残るための大切な本能です。あなたを嫌っているのではなく、安全かどうかを非常に慎重に見極めているのです。
対策: 決して焦ってはいけません。まずは距離を保ち、あなたの存在が脅威ではないことを、日々の穏やかな態度で示し続けましょう。彼らが安心するまで待つことが、信頼への一番の近道です。
トラウマがある
原因: 特に保護された子など、過去に人間から虐待を受けたり、怖い思いをしたりした経験がある場合、人間そのものに恐怖心を抱いていることがあります。
対策: 過去の辛い記憶はすぐには消えません。新しい安心できる記憶で、少しずつ上書きしてあげるようなイメージで、長い時間と大きな忍耐をもって接することが必要です。ここではもう怖いことは絶対に起きない、ということを証明し続けましょう。
環境に慣れていない
原因: マイクロブタは非常にデリケートで、環境の変化に大きなストレスを感じます。引っ越し、模様替え、家族構成の変化、工事の騒音など、人間にとっては些細なことでも彼らには一大事です。
対策: まずは静かで落ち着ける専用のスペースを確保してあげてください。そして、彼らが自分のペースで新しい環境の匂いや音に順応していくのを、急かさず見守ることが大切です。
接し方が合っていない
原因: 飼い主は愛情表現のつもりでも、ブタにとっては恐怖に感じられる行動があります。例えば、かわいいからと大声で名前を呼んだり、頭を撫でようと上から手を伸ばしたり、急に抱き上げたりすることです。
対策: 常にブタの気持ちになって考えましょう。穏やかな低い声で話しかけ、彼らの目線より低い位置からゆっくりと接することを徹底してください。
ストレスを感じている
原因: 日常的にテレビの音が大きすぎたり、子供が走り回って落ち着けなかったり、他のペットに追いかけられたりする環境は、彼らにとって慢性的なストレスの原因となります。
対策: ブタがストレスを感じているサイン(食欲不振、下痢、同じ場所を行ったり来たりするなど)を見逃さないでください。彼らが安心して過ごせるよう、生活環境全体を見直す必要があります。
安心できる場所がない
原因: 誰にも邪魔されずに心からリラックスし、眠れる「安全地帯」がないと、ブタは常に気を張ったままで、信頼関係を築く心の余裕が生まれません。
対策: 部屋の隅などに専用のクレートやベッドを置き、そこは「絶対に邪魔をしない聖域」として家族全員でルールを守ってください。自分だけの安全な場所があるという事実が、彼らの心を安定させます。
愛情がうまく伝わっていない
原因: 人間が「かわいい!」と感じて発する甲高い声や、素早く抱きしめようとする動きは、ブタにとっては捕食者の接近を思わせる警戒すべきサインに感じられることがあります。良かれと思ってしたことが、逆効果になっているのです。
対策: 人間の愛情表現を押し付けるのではなく、ブタが安心する愛情表現を学びましょう。ゆっくりとした瞬きや、静かに寄り添う時間など、彼らの流儀に合わせることが大切です。
信頼関係の再構築方法
原因: 一度失った信頼を取り戻すことは、ゼロから始めるよりも時間と忍耐が必要です。しかし、決して不可能ではありません。
対策: なぜ懐かなくなったのか、その原因を冷静に突き止め、生活環境から完全に取り除くことから始めます。そして、もう一度「最初はそっと見守る」段階に戻り、焦らず、根気よくポジティブな経験を積み重ねていくことが重要です。諦めずに愛情を注ぎ続ければ、その気持ちは必ず伝わります。
マイクロブタはなつく? まとめ
マイクロブタは、その高い知性と豊かな感情ゆえに、正しく理解し、心を通わせることで、人間と深く強い絆を結ぶことができる素晴らしい動物です。懐くまでの道のりには、その子の個性に応じた時間と根気が必要かもしれませんが、それは彼らが相手を慎重に選び、真剣に関係を築こうとしている証拠に他なりません。
彼らの習性を学び、その目線に立って愛情を注ぎ、安心できる環境と揺るぎない信頼を提供することができれば、マイクロブタはあなたの人生にとって、かけがえのない喜びと癒しを与えてくれる最高のパートナーとなるでしょう。
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